マイラーの皆様ならANAとJALの両方のマイルを貯めている方も多いかと思います。
マイルトラベラーの著者も、2017年にANAのSFC修行、2018年にJALのJGC修行を達成させたこともあり、両方のマイルを上手く貯めて、SFCとJGCのステータスをフル活用しようと日々奮闘しています。
私は国内線での移動が月1回以上はあるので、ANAとJAL両方の空席状況をみながら、マイルを使った特典航空券の予約をしています。
そこで、特典航空券交換に必要なマイル数ってANAとJALでだいたい同じだよね?という風に思っていた自分がいたのですが、よくよく調べてみると、多少の差ではありますが、時期によってANAとJALで必要マイル数に違いがあることがわかりました。
上手く、使い分けることによって、私のように月に1往復程度の国内線移動をする人であれば、年間で10,000マイル以上は節約することも可能かと思います。
Contents
ANA国内線の特典航空券の必要マイル数
ANAの国内線特典航空券の必要マイル数はローシーズン、レギュラーシーズン、ハイシーズンの3つのシーズンに分かれており同じ行き先でも時期によって必要マイル数が異なってきます。
またエリアによっても必要マイル数が変わってきます。
0~300マイル区間
301~800マイル区間
801~1,000マイル区間
1,001~2,000マイル区間
といった4つのマイル区間に別れています。
なので、行く日のシーズンと行き先のマイル区間によって必要マイル数が変わってきます。
これらを組み合わせると、合計で12パターンもあることになり、なかなか複雑だということがわかります。
これが、ユナイテッドのマイレージプラスであればANAの国内線特典航空券に交換でき、シーズンという概念はなく、行き先の区間マイルが800以下であれば、5,000マイル、801マイル以上であれば、8,000マイルと至ってシンプルなマイルプログラムになっています。
ざっくり言うと、東京からであれば北海道、九州までは5,000マイル、沖縄までであれば8000マイルということになりますので、かなりわかりやすいですね。
こちらは別記事で詳しく解説しておりますので、合わせてお読み頂ければと思います。
JAL国内線の特典航空券の必要マイル数
つづいて JAL の国内線航空券の必要マイル数についてです。
シーズンについては通常時期と、ディスカウントマイル時期の2つのシーズンに分かれており、区間については、A区間、B区間、C区間の3つに分かれています。
C区間については、ディスカウントマイルが設定されていないので、必要マイル数のパターンとしては、合計で5パターンとなっており、ANAと比べるとシンプルな仕組みになっているかと思います。
ただ、ディスカウントマイルの時期はそれぞれの区間がすべてが同一時期ではないので、その点は注意が必要となります。
JALカード割引
また、JALの方にはJALカード割引というものがあり、国内線特典航空券を往復で予約することで、通常で往復で合計500マイル少ないマイルで交換できるようになっています。
こちらも時期はディスカウントマイルが設定されている時期の限定となっています。
JALマイルを貯めている方であればJALカードは持っているかと思いますので、多少ではありますが、お得に特典航空券への交換が出来るかと思います。
JAL・ANA特典航空券の必要マイル数比較
それでは本題であるJALとANAの特典航空券交換に必要なマイル数の比較を2019年のシーズンでみていきたいと思います。
今回は2019年度ということで2019年4月1日〜2020年3月31日で間で比較していきたいと思います。
まずは、ANAとJALで同じ場所に行く場合でもマイル交換レートが異なる時期についてです。基本的にはANAのローシーズンとJALのディスカウントの時期と被っているかと思いますが、JALのほうがディスカウント時期の期間が多いように見受けられます。
ANA
ローシーズン | 4/1~4/25、12/1~12/20、1/6~2/29 |
レギュラーシーズン | 5/7~7/31、8/26~11/30、3/1~3/12 |
ハイシーズン | 4/26~5/6、8/1~8/25、12/21~12/31、1/1~1/5、3/13~3/31 |
JAL
通常 | 4/26~5/6、7/1〜11/30、12/21~12/31、1/1~1/5、3/1〜3/31 |
ディスカウントマイル | 4/1~4/25、5/7~6/30、12/1~12/20、1/6~2/29 |
※JALのディカウントマイルの時期は区間によって多少異なるので注意が必要。
今回は人気路線の東京ー大阪、東京ー沖縄、東京ー札幌の3つの路線で比較していきたいと思います。
東京ー大阪の必要マイル数比較
2019年4月1日〜2020年3月31日
シーズン/時期 | ANA | JAL |
---|---|---|
4/1~4/25 | 5,000マイル | 5,000マイル (カード割引有) |
4/26~5/6 | 7,500マイル | 6,000マイル |
5/7~5/31 | 6,000マイル | 5,000マイル (カード割引有) |
6/1~6/30 | 6,000マイル | 6,000マイル |
7/1~7/31 | 6,000マイル | 6,000マイル |
8/1~8/25 | 7,500マイル | 6,000マイル |
8/26~11/30 | 6,000マイル | 6,000マイル |
12/1~12/20 | 5,000マイル | 5,000マイル (カード割引有) |
12/21~1/5 | 7,500マイル | 6,000マイル |
1/6~2/29 | 5,000マイル | 5,000マイル (カード割引有) |
3/1~3/12 | 6,000マイル | 6,000マイル |
3/13~3/31 | 7,500マイル | 6,000マイル |
東京ー大阪区間ですが、基本的にはGW、夏休み、年末年始、春休みといった時期はANAではハイシーズンとなり、必要マイル数は7,500マイルとなってしまうところ、JALだと6,000マイルで交換出来きることがわかります。
繁忙期はJALを優先してマイルを使った方が片道1,500マイルお得になり、往復だと3,000マイルもの差がでてきます。
繁忙期以外の5月のGW明けの5/7~5/31なんかもJALの方が1,000マイルお得な期間となっています。
またJALは前述したJALカード割引を使えば、往復便で予約した場合のみとなりますが、ここからさらに往復で500マイルの割引を受けることができるので、やはりJALマイルを使っっていった方がお得だということがわかります。
東京ー沖縄の必要マイル数比較
シーズン/時期 | ANA | JAL |
---|---|---|
4/1~4/25 | 7,000マイル | 6,000マイル (カード割引有) |
4/26~5/6 | 10,500マイル | 7,500マイル |
5/7~5/31 | 9,000マイル | 6,000マイル (カード割引有) |
6/1~6/30 | 9,000マイル | 7,500マイル |
7/1~7/31 | 9,000マイル | 7,500マイル |
8/1~8/25 | 10,500マイル | 7,500マイル |
8/26~11/30 | 9,000マイル | 7,500マイル |
12/1~12/20 | 7,000マイル | 6,000マイル (カード割引有) |
12/21~1/5 | 10,500マイル | 7,500マイル |
1/6~1/31 | 7,000マイル | 6,000マイル (カード割引有) |
2/1~2/29 | 7,000マイル | 7,500マイル |
3/1~3/12 | 9,000マイル | 7,500マイル |
3/13~3/31 | 10,500マイル | 7,500マイル |
東京ー沖縄間の必要マイル数に関しては、表をご覧の通りとなりますが、圧倒的にJALの必要マイル数が少なくて済むことがわかります。
片道で1,000マイルから、繁忙期では3,000マイルも差があり、往復で2,000〜6,000マイルも違ってくるので、だいぶ大きな差となりますので、沖縄に行く際は JALを使っての特典航空券を予約することをオススメします!
東京ー札幌の必要マイル数比較
まとめ
ANAとJAL、国内線では熾烈なシェアの争いをしているので、通常購入する時の航空券の運賃にはいつも差がないのがわかりますが、特典航空券の必要マイル数になると意外と差があることがわかったかと思います。
著者の持論にはなりますが、JALの国際線の特典航空券が改悪気味なので、国内線のマイル使用はJALをメインにして、国際線のマイル使用はANAをメインしていくのがよいかと思っています。
そして、ANAは陸マイラーがJALよりもかなり多い気がするので、国内線の特典航空券も取りづらい状況が続いているのもJALをオススメする理由の一つとなっています。