ラウンジ

ハワイ|ホノルル空港にオープンしたFLYING HONU直結のANA新ラウンジ

2019年5月24日にダニエル・K・イノウエ空港(ホノルル空港)に新たにオープンした「ANA LOUNGE」「ANA SUITE LOUNGE」 はラウンジからダイレクトでFLYING HONUに搭乗できるという利便性や内装の良さなどでオープン前から話題となっていました。

ハワイ線のサービス強化の目玉とも言われているANAの新ラウンジ。今回はそんな話題性たっぷりなANAの新ラウンジを利用してみたのでレポートいたします。

ANA新ラウンジ概要

前述の通り、ANA新ラウンジには「ANA LOUNGE」と「ANA SUITE LOUNGE」の2つがあります。それぞれの利用条件は以下の通りです。

ANA LOUNGE ビジネスクラス・プレミアムエコノミー利用者、AMC(ANAマイレージクラブ)のプラチナメンバー、SFC(スーパーフライヤーズカード)会員、スターアライアンスのゴールド会員
ANA SUITE LOUNGE ファーストクラス利用者、AMC(ANAマイレージクラブ)のダイヤモンドメンバー

グレードはANA SUITE LOUNGEが高く、提供されているミール類もANA LOUNGEより若干豊富なのですが、眺望はANA LOUNGEの方が良いです。目の前に大きな窓があり飛行機が眺められます。 FLYING HONUと真正面からご対面です。なかなかの迫力ですね。

オープン時間08:30~ANA最終便出発までです。座席数はANA SUITE LOUNGEが70席、ANA LOUNGEが300席の計370席でダニエル・K・イノウエ国際空港では最大です。

ラウンジからFLYING HONUの2階席へ直結

「ANA LOUNGE」と「ANA SUITE LOUNGE」の最大の特徴はFLYING HONUの2階席にアクセスする旅客搭乗橋に直結しているという事です。出発までゆっくりと寛ぐことができます。

イメージはこんな感じです。

出典:ANAラウンジ公式

FLYING HONUの2階席には「ANA SUITE LOUNGE」または「ANA LOUNGE」の利用対象となるファーストクラス、ビジネスクラス、プレミアムエコノミーが設置されています。

ラウンジはC4搭乗口の上階(3階)に設置されていて、FLYING HONUの2階席にアクセスする事ができる旅客搭乗機をC4スポットとC9スポットに装備されています。C4搭乗口を利用する便に乗る場合は、このラウンジからの直結で旅客搭乗機を利用できるという事です。

但し、C9搭乗口を利用する便に搭乗する利用客やC4搭乗口を利用する便でも、エコノミークラス利用のラウンジ利用者は搭乗前にラウンジ一旦ラウンジを出て、通常の搭乗口から乗り込む事になります。

コンセプトは日本とハワイの文化とホスピタリティ

新ラウンジのコンセプトは日本とハワイの文化や伝統、建築様式と日本の「おもてなし」とハワイの「Ho’Okipa(ハワイ語で歓待の意味)」というそれぞれのホスピタリティ精神を融合しているとのことです。

デザインはハワイの海、空、木々、潮溜まりなどをモチーフとし、駐機場や滑走路がハワイの海、新ラウンジがハワイの海岸、FLYING HONUはハワイの海岸に現われたウミガメとして見立てた構成となっています。

ANA LOUNGE利用レポート

それでは、新ラウンジの利用レポートをいたします。今回はANA LOUNGEを利用しました。結論から言うと

  • 広くて落ち着く内装
  • 食べ物の豊富さ
  • ラウンジからの眺めの良さ
  • ラウンジから楽々搭乗できる

という4つのメリットで、かなり快適に利用できて満足でした。ハワイの思い出にゆったりと浸りながら過ごすことができました。

ラウンジの受付もにこやかで、とても感じが良かったです。

おもてなしの精神あふれる応対に和みました。

新ラウンジのエントランスは日本の伝統家屋様式の「三和土」や「格天井」などを木材や玄武岩などのハワイらしい材料で構成されていて、日本とハワイがナチュラルにに融合されていて、温かさと懐かしさを感じられます。

ハワイの自然を感じられる広々としたラウンジ

ラウンジ内はとっても広々としていて、白を基調とした内装も落ち着いていて素朴且つスタイリッシュです。自然の光が入り中も明るいです。

天井に向かって伸びている木があり目を引きます。これはANAがFLYING  HONU就航記念として植林イニシアチブに520本のミロツリーを寄付したことを象徴しているとのことです。

天井は日本式の格間天井を採用されていますが、ミロツリーの葉の形に掘られていて天井から差す光はまるで木漏れ日のようで木陰でリラックスしている気分になりました。

この天井をはじめ、ラウンジ内の木の素材はハワイ産の木が使われていますが、日本伝統の技術とハワイの素材がマッチしていて見事だと感じました。

この日はそれほど混雑していなかったのですが、シーズンによっては結構混雑することもあるようです。

眺めも抜群です。

FLYING HONUの機体を間近で見ることができるだけでなく、ダイヤモンドヘッドや青い空などのハワイの自然も眺めることができます。出発ギリギリまでハワイを満喫できます。

通常のラウンジではなかなか目にできない光景です。

子供連れも安心

子供連れにとって嬉しい事にラウンジ内にはファミリーエリアがあります。

ファミリーエリアは、ANA LOUNGEの奥にあり他のスペースから離れた場所に位置しています。キッズスペースも設置されています。(写真左側)

他のスペースから離れているので出発までの待ち時間を周りの目を気にせずに安心して子供と一緒に過ごせます。キッズスペースもあるので小さな子供も待ち時間を飽きる事なく楽しめます。

ファミリーエリアのデザインのモチーフはハワイの波打ち際や潮溜まりで、キッズスペースはまさに海のように薄青色に光っています。

ビュッフェスタイルの食事はメニューも豊富で美味

新ラウンジの食事はビュッフェ形式です。メニューが思っていたよりも豊富で驚きました。

他のラウンジでも飲み物や食事は提供されていますが、サンドイッチやおにぎり、お菓子といった軽食やツマミ類がほとんどですが、新ラウンジではホテルのビュッフェのような食事を楽しむことができます。

メニューはとにかく豊富で豪華です。マヒマヒ(白身魚の一種)のソテーといった日本では珍しい料理やハワイアンBBQ、チキンを使ったハワイアン料理、タロブレッド、豚しょうが焼きや牛豆腐、野菜カレーやおにぎりなどがありました。

サラダやフルーツも豊富です。

気になる味ですが、なかなか美味しかったです。どれも美味しかったのですが、特にマヒマヒのソテーはアッサリと上品な味付けで気に入りました。豚生姜焼きなどの日本料理や野菜カレーも日本人にあった味付けでした。

ちなみに「ANA SUITE LOUNGE」ではビュッフェメニューの他、出汁茶漬けや山菜稲庭うどんなどのアラカルトメニューも用意されています。

まとめ:ANA新ラウンジは便利なリラックススペース

以上、ANA新ラウンジのレポートでした。実際に利用してみた感想を一言で表すならば「大満足」の一言につきます。

日本とハワイの文化や伝統、自然が融合した空間でリラックスしながら、日本とハワイの食文化を堪能し出発直前まで満喫できるラウンジはなかなかありません。

ぜひ次回のハワイ旅行でも利用したいラウンジです。