マイレージプラスゴールドプレステージカードは、ユナイテッド航空と三菱UFJニコスが提携して発行しているカードです。インターネットなどの口コミでは、マイルの還元率が非常に高いと評判です。しかしマイルの還元率だけでは、マイルが貯めやすいカードだと判断することはできません。当然のことですが、クレジットカードは利用しなければマイルが貯まることもありません。マイルの貯まりやすいクレジットカードはその使いやすさや、使える範囲も考慮する必要があります。それでは実際にマイレージプラスゴールドプレステージカードのマイル還元率や使いやすさ、特典などはどうなっているのでしょうか。この記事ではマイレージプラスゴールドプレステージカードの基本スペックとポイント制度などを解説します。これを読めば、マイレージプラスゴールドプレステージカードが自身の希望に合ったクレジットカードかどうかがわかります。
Contents
マイレージプラスゴールドプレステージカードの基本スペック
年会費 | 本会員 15,000円
「楽Pay」の利用で3,000円の優遇 家族会員 3,000円 |
追加可能カード | ETCカード:手数料無料
家族カード:1名につき年会費3,000円 銀聯カード:新規発行手数料1,000円 |
申込資格 | 本会員:原則として20歳以上の安定した収入のある人(学生は不可) |
利用可能枠 | 50~300万円
内リボ払い・分割払い 50~100万円 |
付帯保険 | 海外旅行傷害保険:最高5,000万円
国内旅行傷害保険:最高5,000万円 ショッピング保険:年間限度額300万円 海外渡航便遅延保険:最高2万円 海外渡航便遅延保険:最高2万円 |
ポイント還元率 | 国内利用:1.0%~1.5%
海外利用:1.5%~2.0% ※リボ払いに設定した場合は0.5%の優遇 |
マイレージプラスゴールドプレステージカードのマイルポイント制度
ユナイテッド航空は「スターアライアンス」に所属しており、日本の大手航空会社ANAをはじめ、世界各国の航空会社でもマイルを貯めることができます。マイレージプラスゴールドプレステージカードのポイント還元率は国内と海外では0.5%分の差があり、海外で使用する方がマイルを貯まりやすくなっています。また、登録型のリボ払い「楽Pay」に設定すると、通常のポイント還元率よりも高くすることも可能です。ここからはマイレージプラスゴールドプレステージカードのポイント制度について、詳しく解説していきます。
「楽Pay」に設定するとポイント還元率が0.5%優遇される
マイレージプラスゴールドプレステージカードを利用する場合、ポイント還元率を上げるという点では「楽Pay」に設定しリボ払いを選択した方が有利になります。マイレージプラスゴールドプレステージカードのポイント還元率は通常だと国内では1.0%、海外利用では1.5%です。しかし「楽Pay」に設定することで、それぞれに0.5%が足されることになるので国内では1.5%、海外では2.0%の還元率となります。海外に出張や旅行でよく出かけるという人にとっては、お得なポイント還元制度となります。ただし、この還元率が適用されるのはリボ払い利用月のみとなっているので注意が必要です。
「スターアライアンス」に所属の航空会社でマイルが貯まる
マイレージプラスゴールドプレステージカードは、「スターアライアンス」に加盟している航空会社の利用であればすべてポイントが貯まります。世界最大の航空会社ネットワークである「スターアライアンス」には全世界27社の航空会社が所属しています。「スターアライアンス」の航空会社を使用すれば、世界193か国、1,321か所に行くことができます。「スターアライアンス」所属の飛行機は1日に約18,000便以上が飛んでいるため、海外への渡航時にはほとんどの場合にポイントを貯めることができると考えてよいでしょう。
「スターアライアンス」には日本の大手航空会社ANAも所属しています。つまりANAを利用すれば国内線でもポイントが貯められるのです。しかも、クレジットカードの利用で貯まったポイントは「スターアライアンス」の特典航空券にも使うことができるのです。したがってANAの国内線も特典航空券で利用できます。たとえば東京から大阪、東京から札幌など0~800マイルほどの距離であれば5,000マイルポイント、東京から沖縄など801マイル以上の距離であれば8,000マイルポイントでエコノミークラスの国内線特典航空券と交換ができるのです。
マイレージプラスマイルの有効期限は実質無期限
マイレージプラスゴールドプレステージカードのポイント制度として特筆すべき点は、事実上ポイントの有効期限が無期限になるという点です。他のクレジットカードでは、貯まったポイントの有効期限により使い勝手が悪いというデメリットが存在します。マイレージプラスゴールドプレステージカードにも有効期限は存在していて、貯まったポイントの有効期限は18か月とされています。しかしながら、18か月の間にクレジットカードを利用すれば、有効期限がリセットされ利用時点から18か月延長となります。つまりマイレージプラスゴールドプレステージカードをよく利用する人であれば、事実上ポイントの有効期限がないものと考えても良いのです。
年間マイルの獲得上限が無い
マイレージプラスゴールドプレステージカードは、マイルポイントが貯め放題になっています。マイレージプラスのゴールドカードには5つの発行会社がありますが、中には年間のマイル獲得上限が設定されているカードや、一定のマイルを超えると還元率が低くなるカードも存在しています。その点でマイレージプラスゴールドプレステージカードには、年間のマイルの獲得上限が設定されていません。クレジットカードを利用すればするほど、ポイントが貯められるのです。
カード入会時に新規入会ボーナスマイルの付与
マイレージプラスゴールドプレステージカードには新規入会特典としてボーナスマイルももらえます。他のゴールドカードで新規入会ボーナスがもらえるのは2つ。JCBゴールドカードの3,000マイルか、入会から3か月間で15万円以上の利用を条件に5,000マイルが付与されるダイナースクラブカードです。その点でマイレージプラスゴールドプレステージカードの場合は、入会すれば無条件で5,000マイルのボーナスが付与されます。他のゴールドカードと比べると最もお得なボーナスになっています。ただし、他のゴールドカードについている毎年継続のボーナスが付いていないのがデメリットだと言えるでしょう。
マイレージプラスゴールドプレステージカードの付帯保険制度
クレジットカードを選ぶ際には、必ず付帯保険制度にも注目しておかなければなりません。航空会社を利用する人の多くは、海外へ出かけることも多いでしょう。当然のことではありますが、海外では日本の保険制度は有効ではありません。したがって、海外で医療を受ける場合は全額を負担しなければなりません。場所によっては、高額な医療費を請求されてしまうこともあります。そんな場合でもクレジットカードに付帯保険がついていれば、医療費の負担も楽になり安心です。ここからはマイレージプラスゴールドプレステージカードの付帯保険制度について詳しく見ていきます。
国内・海外の傷害保険
マイレージプラスゴールドプレステージカードの傷害保険制度は最高で5,000万円と高額になっています。さらに本会員ではなく、家族会員が怪我や病気になった際にも最高で1,000万円の保険が適用されます。他のプラチナカードなどで最高1億円の保険がつくクレジットカードもありますが、傷害保険で最高5,000万円があればこのクレジットカード1枚で十分でしょう。マイレージプラスゴールドプレステージカードは国内だけではなく、海外への渡航時にも安心できます。
ショッピング保険
マイレージプラスゴールドプレステージカードのショッピング保険は年間で300万円です。1回の事故あたり3,000円の自己負担金が必要になります。海外利用の場合は自動付帯されているので、入会したと同時に加入しています。もしも海外での買い物をクレジットカードで行ったときに、商品が盗難にあってしまったり、破損してしまったりする場合でもショッピング保険が付いているので安心です。ショッピングで何らかのトラブルが生じた際は、カード会社に届け出をするようにしましょう。
国内・海外渡航便遅延保険
マイレージプラスゴールドプレステージカードには2万円分の国内・海外渡航便遅延保険がついています。飛行機の運航は安全を第一とするために、他の飛行機の運行状況や天候によって運航が遅延してしまったり、キャンセルになってしまったりすることもあります。遅延してしまった場合はホテルのキャンセル料の支払いや、荷物が届かない場合は生活に必要な道具の購入をしなければいけません。こういった場合でも、マイレージプラスゴールドプレステージカードを持っていれば、飛行機の遅延が原因で生じる出費を保証してくれるます。
マイレージプラスゴールドプレステージカードの特典
マイレージプラスゴールドプレステージカードはグレードの高いゴールドカードであり、年会費を15,000円支払う必要があります。そのため保有していることによる特典も気になります。クレジットカードを保有していることによって、飛行機を利用する際に通常よりもリラックスした旅を楽しむことができます。ここからはマイレージプラスゴールドプレステージカードの特典を紹介します。
「楽Pay」の利用で年会費が3,000円安くなる
マイレージプラスゴールドプレステージカードは支払方法を「楽Pay」に設定することで、年会費を3,000円優遇することができます。通常であれば15,000円の年会費が3,000円になります。さらに上述しましたが、利用時のポイント還元率も0.5%上乗せされます。マイレージプラスゴールドプレステージカードの年会費は毎年15,000円と決して安くはありません。毎年の支払が3,000円優遇されるのは、「楽Pay」を利用するメリットと言えるでしょう。しかしながらリボ払いには手数料が発生するので、一括で清算する場合とは異なり余計な料金を支払わなければいけません。「楽Pay」はweb上でリボ払い料金をしてできる仕組みになっています。しかしそれ以外にも、お金に余裕があるときには繰り上げ返済もできるサービスでもあります。「楽Pay」に設定して繰り上げ返済をして少額のリボ払い手数料を発生させれば、年会費とポイント還元率の優遇を得られるお得なサービスでもあります。
世界30空港の43ラウンジが無料で使える
マイレージプラスゴールドプレステージカードの保有者は、ゆったりとしながら飛行機を待つことができる特典もついています。世界30空港・43ラウンジを無料で利用することができるのです。同伴者は1名につき1,000円前後の料金となります。この空港ラウンジには、ソフトドリンクやアルコール類が無料で楽しめる場所やリラックスルームを用意している空港もあります。1回の使用で1,000円と考えると、年間で10回以上ラウンジを利用すれば10,000円も得したことになります。マイレージプラスゴールドプレステージカードを持っていれば、心身ともにリラックスして渡航を楽しむことができるのです。
マイレージプラスゴールドプレステージカードをおすすめの人
いかがだったでしょうか。今回はマイレージプラスゴールドプレステージカードについて解説しました。マイレージプラスゴールドプレステージカードのポイントは海外で利用することによって、還元率が高まります。さらにカードを保有者は空港ラウンジを無料で使用できる特典もついています。そのためマイレージプラスゴールドプレステージカードは海外によく出かける人におすすめのカードであると言えます。また支払い方法を登録制のリボ払い「楽Pay」に設定すれば、年会費が3,000円優遇されるほか、ポイントの還元率も0.5%加算されます。「楽Pay」設定でさらにポイントが貯まりやすくなります。海外で適用される傷害保険も最高5,000万円と高額なので、海外でもこの1枚を持っていれば安心して過ごすことができることでしょう。マイレージプラスゴールドプレステージカードを利用して、海外での充実した生活を楽しみましょう。